「石油やゴムは安いが金と白金が上昇・コメ相場は続伸して6月限が一代の高値」【ドットコモディティ】
2012-01-23
(1/23) 更新
米国デリバティブ誌「Futures 」のWEB版「FUTURES MAG.COM」では、世界中の旬なマーケット情報やコラムについて、原文や日本語訳文をお選びいただき、ご覧になれます。
https://commodity-board.com/2011/05/futures-magazine.html
【原油】
23日の原油相場は、反落。大引けの前営業日比(帳入値比較)は970~490円安。先限の帳入値段は前日比970円安の5万1600円。
20日のNY原油は急反落。期近から期中にかけた限月はおむね2ドル前後の大幅安となった。中心限月の2月限は前日比1.93ドル安の98.46ドル。一時97ドル台まで顕著に下落した。
NY原油市況は3日続落となり、約1カ月ぶりの安値をつけた。中国製造業活動の縮小を嫌気して売りが主導した。またギリシャ債務危機の解決に向けた協議が長引いており、欧州の景気が鈍化するとの懸念が強まったことも悪材料として底流している。
なお欧州連合(EU)は、ブリュッセルで外相理事会を開く。核開発を続けるイランへの圧力を強めるため、イラン産原油の輸入禁止や、同国中央銀行の資産凍結などの正式決定を目指す見通しとなっている。EU各国はイラン産原油の禁輸で昨年末に原則合意したが、具体的な実施方法では調整が難航。早期禁輸を主張するフランスに対し、イラン産原油への依存度が高いギリシャなどは実施先延ばしを要求。このため6月まで移行期間を設けた上で、7月から全面禁輸に踏み切る妥協案が有力になっている。またEUは、民主化に取り組むミャンマーへの制裁緩和も協議する見込みとなっている。
本日午後5時からの夜間取引は、強揉み合い推移を予想。NY原油相場の中心限月は午後15:30現在97.98ドル。予想レンジ(先限)は、5万1500~5万1800円。
【金】
23日の東京金の日中取引は、堅調。大引けの前営業日比は29~35円高。先限は30円高の4145円で引けた。NYの上昇から東京市場も連動高となった。またロコ・ロンドン現物の続伸地合いも日中高につながった。
20日のNY金市況は小幅上昇。中心限月の2月限は前営業日比9.6ドル高の1663.7ドルで引けた。原油は下落したもののプラチナや銅などのベースメタル高に刺激を受けてファンドの買いが入りやすくなっている。
先週末の米株式市場はマイクロシフトやIBMなど主要企業の良好な決算が好感されて4日連続で上伸。12月の中古住宅販売件数が季節調整済みで前月比0.5%増、前年同月比3.6%増となり、住宅市場の回復基調が確認されたことも支援材料となった。ギリシャ国債を巡る政府と民間債権者の減免交渉が合意に近づいているとの報道も好感された。為替市場はややドル高ユーロ安に振れたが、来週は24日に一般教書演説、24-25日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているため、これらを見守る機運が強い。
商品マーケットは中国の製造業関連の経済指標が低調な内容となったため、これが警戒されて総じて軟調な展開を強いられる場面。この情勢の中、金相場は一時1645.20ドルまで下落して18日以来の安値をつけたが、取引終盤にかけて押し目買いが続いて切り返す展開となった。
本日、5時から取引が再開される夜間取引では、強含み推移が予想される。午後3時30分現在のロコ・ロンドン現物は1671.48ドル。東京金先限ベースの予想レンジは4140~4160円中心。
【コーヒー】
23日のコーヒー相場(アラビカコーヒー)は、軟調。前週末のNYコーヒーが下げたことから連動して売りが入りやすくなっている。大引けの前営業日比は、400~100円安。先限は400円安の2万4600円で引けた。
20日のNYコーヒー相場は、総じて軟調。期近は1セント超の下落となった。中心限月の3月限は1.25セント安の225.40セントで取引を終えた。
【ゴム】
23日の東京ゴム先物相場は反落。大引けの前営業日比は、8.5~5.5円安。前週末までの大幅上昇により行き過ぎ感が広がって既存買い方の利食い売りが先行した。
外部要因としては、原油価格が先週末WTI原油で急落となったことも心理的な連想売りを誘った。原油安が継続するようであれば、今後のゴム相場が一段と売り主導となってくる可能性があるため、ここからは十分に下値を警戒したいところである。
今週から中華圏は旧正月に入った。旧正月は、天然ゴムの産地タイにとっては生産の端境期の目安となる。旧正月前までは増産期で年間を通じて最大の生産増大期になるわけだが、この旧正月を過ぎると徐々に生産は減る傾向へと変わっていくのが平年の生産パターンである。
タイRSS3(対日商社向け2-3月FOB契約/バンコク港積み)380.00¢。理論上の採算値は300.90円。原料であるUSS3はkg当り110.0バーツ中心。
【大豆】
23日の東京一般大豆は総じてまちまち。大引けの前営業日比は、130円安~80円高。先限は10円安の3万8850円で取引を終えた。東京コーン相場も総じてまちまち。大引けの前営業日比は110円安~250円高。先限は110円安の2万2330円で取引を終えた。
先週末20日時点のシカゴ穀物市場は、大豆市況、コーン市況ともにほぼ変わらずで寄り付いた後、朝方発表された12日現在の週間輸出成約高がいずれも事前の予想を上回って支援材料という反応となったため、高値テストが先行したが、買い物が一服すると前記のように南米の降雨予報が警戒されてコーン市場の新穀限月と大豆市場は戻り待ちの売り物に値を消す展開となった。
==================================
1)本レポートは、ドットコモディティ(http://www.commodity.co.jp/)株式会社が信頼出来ると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成しておりますが、レポートに記載されている情報が正確であるとの保証は致しかねます。情報に関し不完全な場合もございます。本レポートに記載する価格、数値等は、過去の実績値、概算値、もしくは将来の予測値であり、実際の数値とは異なる場合があります。本レポートは将来の結果をお約束するものではございません。また本レポートに記載されている情報をいかなる目的で仕様される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本レポートにある情報の使用による結果についてドットコモディティ(http://www.commodity.co.jp/)株式会社が責任を負うものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
2)本レポートに記載されている内容の著作権は、原則ドットコモディティ(http://www.commodity.co.jp/)株式会社に帰属いたします。本レポートにおいて提供されている情報に関してドットコモディティ株式会社の承諾を得ずに当該情報の複製、販売、配布、公表、修正、頒布または営利目的での利用を行う権利を有しません。
==================================
<会社概要>
会社名 : ドットコモディティ株式会社( http://www.commodity.co.jp/ )
所在地 : 東京都渋谷区恵比寿1-21-8 セラ51 ビル6F
代表者 : 舟田 仁(じん)
資本金 : 18 億9,999 万円
事業内容:商品取引受託業務、海外商品先物取引業務、店頭商品デリバティブ取引
経済産業省・農林水産省許可商品取引会社